私もひとり~ 連絡船に乗り~♪ [その他]

凍えそうなカモメ見つめ、泣いていました~♪
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現在、愛媛県新居浜市にて、青函連絡船の「羊蹄丸」が展示されているので、
見に行って来ました。
上の女性の人形さんは、船内に展示されていました。
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「青函(せいかん)連絡船」というのは、かつて国鉄(その後、JR)が
青森~函館の間に走らせていた連絡船で、
鉄道車両と人をいっしょに運ぶことができる船です。
青函連絡船は、青函トンネルが開通したために廃止となりました。
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そのうちの一隻だった「羊蹄丸(ようていまる)」は、昭和40年に就航しました。
国鉄時代に作られた“昭和”の詰まった船です。

詳しくは以下を参照ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8A%E8%B9%84%E4%B8%B8

そんな遠くで使われていた船がなぜ愛媛県で展示されているかというと、
じつは、もうじき解体されるそうなのです。
その前に最後の一般公開であります。

私は青函連絡船には乗ったことはなく、特に馴染み深いわけではないのですが、
最後と聞くと、急に名残惜しく思えてくるものなのです。




遠くから見ると、意外と小さな船に見えました。
幼い頃に馴染んでいた宇高連絡船の船と同じぐらいの大きさぐらいかなぁ?
しかし、実際には宇高クラスよりもだいぶ大きいはず。
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宇高連絡船の船は先端が角張っていましたが、
羊蹄丸は先端の形状が尖っているので、スマートな印象。
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で、近くで見ると、大きさを実感。
この角度、私は好きです。
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それと、思いのほか美しい船体、という印象を持ちました。
昔見たことのある現役当時の写真などでは、
いつもサビサビで酷使されているという印象がありましたので、
それに比べると、綺麗に塗装されています。




では、船内へと入ります。
エスカレーターなんて現役当時はなかったはず!?
ずいぶん改造されています。
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客室内は、整然と座席が並んでいたはずですが、あまり面影はありません。
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パネルで見る現役当時の写真。
時化の中を走る姿。すっげ~!
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よくこんな荒波のなかをまともに航行できるもんですね~。
津軽海峡って、世界でも有数の荒海だそうで、
そこを行き来する船は、こんな波でもへっちゃらのようです。
でもお客さんは過酷でしょうねぇ・・・。
私もこんな時期には乗りたくはないです・・・。




これですよこれ、サビサビの船体。
あんな使われ方をしているもんで、いつもこんなふうな船でした。
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でも、そんな姿が勇ましくて、ちょっと憧れてた。




羊蹄丸は少し前まで、東京お台場の「船の科学館」で保存・展示されていました。
船内にはいくつかの展示施設が残されています。
そのなかでも、
昔の青森駅を再現した展示がすばらしい!
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そして、一人海を見る女・・・。
また歌いたくなるよ・・・。
「さよならあなた~ 私は帰ります~♪」
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シブい! まさに昭和! 「津軽海峡冬景色」の世界だ!
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船内には車両も展示されています。
その前でグロッキーなおとっつぁん。
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これは“上野行きの夜行列車”
車内にはこのような方々が・・・
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ほんとに素敵な展示の数々でした。
青函連絡船にまつわる旅人たちの出会いと別れが描かれいてます。
もう日本では、こんな旅の風情が味わえるところは少ないでしょうねぇ。




車両とともに、レールも残されてるのを発見。
この船が鉄道連絡船だった証しです。
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操舵室へお邪魔します。
すごーく広いですね~
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いろいろと操作できて、楽しいです♪
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車のハンドルみたいな舵輪が何ともシブい。
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受話器がたくさん。中央にジーコジーコがあるよ。
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解体されてしまうのは惜しいですが、それも時代の流れですね・・・。
ここに展示されているのは6月10日(日)まで!
あと少しで、お別れです。







さらば、羊蹄丸
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コメント 4

せつら

すごい!プチプチ音がするレコードから演歌が聞こえてきそうですね♪

by せつら (2012-06-06 08:51) 

ichimannet

せつらさん
ええ、そうですね! この曲はレコードで聞くに限りますね~♬
あと、サブちゃんの「函館の女」もオススメです!
by ichimannet (2012-06-06 23:28) 

浅葱

思わず歌っちゃいました。
歌えますよ。そういう年代ですから。
宇高連絡船、懐かしいです。
学生の頃、帰省のたび高松に着いたらまず「おうどん」でした。
あの透明な出汁にどれだけホッとしたことか。(関東は黒いです)
そして高知まで。。まだまだ先は長かったです。
by 浅葱 (2012-06-07 00:17) 

ichimannet

浅葱さん
おぉー!歌っちゃいましたか! いい曲ですもんね~!
私もあの当時によくあった、旅情をかきたてる曲が大好きです。
未だ見ぬ遠くの地名に思いを馳せたものです。
宇高連絡船にもよく乗られたとのこと。
高知への道のりも、とても時間がかかっていた時代でしたね。
そんな長旅の途中の「おうどん」は、よき旅の思い出なんですね~。
高松駅や連絡船の上で食べるうどんは定番でしたね。
私は、関東のうどんって食べたことがないので、
こんど上京した時には食べてみたいです。
by ichimannet (2012-06-07 21:41) 

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