おとといの林原(カバヤ)の工場【9月15日】 [廃墟]

大変忙しくて撮影に出る時間がなかったのですが、
土曜日に久しぶりにカバヤの工場を見てきました。

こちら側から見たところ、そう変わりありません。
上部についていた「Hayashibara」の看板がなくなってしまいました。kabaya1004.jpg




そして、建物の反対側へまわってみると・・・



ありゃぁ・・・
kabaya1003.jpg




建物の外側を“コ”の字型に残して、内側がえぐり取られるように壊されてしまいました。
kabaya1002.jpg





あたりまえかもしれませんが、内部はしっかりとした柱と梁の頑丈な作りだったんですね。
これなら、あと何十年でも持ちそうなのに・・・。
kabaya1001.jpg






この、「Hayashibara」の看板で隠れていた部分、
こんなふうになっていたんですね。
kabaya1006.jpg




屋上へ出る階段室以外にも、なにか部屋があるみたいです。
この部屋が何のために作られたのかはわかりませんが、
おそらくは良い眺めだったことでしょう。
そのような「楽しむ」といった要素を設計に盛り込んでいたのかな?



この建物の竣工年は定かではないのですが、
たぶん当時は周囲に高層建築などほとんど無く、
岡山市内の景色を一望できたのではないかと思います。
kabaya1005.jpg




当時の日本は高度経済成長期。
岡山市の中心にお菓子の大工場が出来るなんて、夢のようなことだったでしょう。
そして、ここで働くことは誇り高いことだったに違いありません。

夢を持った若人たちが集ったお菓子工場・・・。
この工場に託された思いが、この素敵な屋上の小部屋という部分に
現れているような気がしてなりません。
kabaya1009.jpg








この日もまたあの鳩に出会いました。
また何度も工場の回りを旋回していました。
鳩にもこの工場の良さがわかるみたいです。
kabaya1007.jpg






壊されてゆく工場を見るのは辛いですが、その途上でいろいろと見えてくることもありますね。
次はどんな表情を見せてくれるのでしょうか・・・。


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