馴染みの風景と別れのとき [町並み・建造物]

今日の夕方の「さくら住座」です。
(岡山市中区)
旭川の水面に映え、とても美しいです。
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が、しかし、近づいてみると・・・




ついに、フェンスで囲まれてしまいました。
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疑うべくもなく、もうじき解体されるのです。
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ひとまず解体されるのは北側にある1~4番館、8~9番館。
南側の5~7番館は、まだ解体されないようです。
この3棟は今も住人の方がおられます。
少しだけ安心。
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でも、やっぱり寂しくなりますね。
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左が解体される3番館で、右がまだ現役の4番館。
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建物には何か書かれています。
このようなものからも、解体が現実のものなんだと実感したりするのです。
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現役の5番館。
無骨でカッコイイ。
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真っ赤に染まる1番館。 とても美しい・・・。
満月が昇ってきました。
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暮れゆくニッポンの古きよき建築。
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窓に映る夕空。
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もうこの窓に明かりが灯ることはありません。
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おやすみ、また様子を見にきます。


タグ:さくら住座
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heitaro-2nd

最近戦後の住宅不足を解消するために昭和20年代に建設された
鉄筋コンクリート製の公団住宅が消えつつあるそうですね。
建物としてはまだまだ持つのでしょうけど住宅の質としては
もう寿命なのでしょう。
このあたりも一つのジャンルとして成り立つくらい追いかけている
方々がいらっしゃるそうで、そんな時代になったのだなあ、と
しみじみ感じますね。
by heitaro-2nd (2013-05-27 22:24) 

kunee

来年には残りの5~7番館も解体されます。
独立して1人暮らしをする20年前まではあそこで暮らしていました。
内部は今でも綺麗なままだったりしますが、
外壁やベランダまわりはやっぱり・・・ね^^;

ちなみに、さくら住座の名前の通り、当初は
サクラ色の外壁だったんですよ。
それが現在のクリーム色っぽく塗りなおし+修繕があったのが
さらに今より30年以上前です。
by kunee (2013-05-30 21:12) 

ichimannet

heitaro-2ndさん
そうですね、さくら住座だけでなく、いろんなところで、
この時代のアパートが解体されてゆくのを目にします。

鑑賞し楽しむという視点では、とても惜しいことではありますが、
住宅は住む人のためのもの・・・。
やはりキレイで快適な住居が一番だと思いますので、
建て替えられるのは必然であり、喜ばしいことでしょう。

でも何年もこの風景を見てきた一人としては、
ちょっとさみしいです。
by ichimannet (2013-06-01 23:29) 

ichimannet

kuneeさん
実際にさくら住座に住まれていた方からメッセージを
いただけるなんて、とても嬉しいです!
住み心地はどんなかんじだったのでしょうか?
確かに内部は今でもまだきれいそうなかんじですね。

そうなんですか!来年には5~7番館も解体なんですね。
それはいよいよほんとに寂しくなります。

それに、以前はサクラ色の外壁だったなんて初めて知りました!
貴重な情報をありがとうございます!
そういえば、同じ岡山市内の「当新田市営住宅」なども
うっすらとカラフルな外壁をしており、
当時はいろんな色に塗ることが流行っていたのでしょうか?

昨日さくら住座のそばを通ると、土手沿いの桜の木が
ごっそり切られてしまっていました・・・。
日々変わりゆく風景を、変わってしまう前に、
しっかりと目に焼き付けておきたいものです。
by ichimannet (2013-06-01 23:44) 

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