2011GW その③ 栃木へも足を伸ばし、また群馬へ戻る [廃墟]
すっかり更新が滞っていてすいません・・・。
2011GW その② 群馬県へ の続きです。
この日は、栃木県の佐野市まで足を伸ばしました。
佐野市の旧葛生(くずう)町付近は、石灰岩の大産地でありまして、現在でも多くの鉱山が稼働中であります。
なかには閉鎖となった鉱山もありまして、そのうちのひとつを訪ねてきました。
まず最初にびっくりしたのが、このベルトコンベアの足!
ベルトコンベアが縦横無尽に設置されており、その足元は草木が生い茂るジャングルとなっています。なんだかカオスです。すごかった~~!
人工物と植物とのハーモニーがよいバランスです。
これだけでも来た甲斐がありました。
そしてこんどは、建物の中を見てゆきます。
鉱山関連のいろんな機器が残されており、大変興味深かったです。
我々の生活からは、かけ離れた非日常の機械たち。男たちの仕事場です。
操作盤、かっこいい!
配線はぐちゃぐちゃ
足元に落ちているものたちも、なんだか愛おしくなるのであります。
改めて外から見ると、なかなか壮観ですね~。
黄色がかっこいいです。黄色い廃墟って、あまり見かけないような気がしますので、新鮮ですね。
それではちょっと寄り道して、東武鉄道の葛生駅の周辺をウロウロしてみると・・・
なんじゃこりゃ!
道路と交差する形で鉄道の架線がありますよ。
で、でも、線路はありません・・・。
上に登ってみると、こうなっています。
レールはもうありませんが、架線柱と架線が残っています。
ここにはおそらく鉄橋があって、その下を道路が潜っていたのだろうと思いますが、廃線となったため鉄橋は外されています。
この道路面の高さに鉄橋が掛けられていたら、車は鉄橋にぶつかってしまって通れないはず。
おそらくかつては道路は少し掘り下げられたところを通っていて、鉄橋がなくなってから平面の道路へと埋め戻されたのだろうと推測します。
少し歩くと鉄道の遺構をいろいろと発見できます。
ここは石灰を運んだ貨物線の跡だそうで、付近には現役で稼働中の石灰の工場もあります。
当時はこの工場へレールが伸びていたようですね。
そして工場の前付近は、少し広い空き地になっていて、やはり架線柱が残っています。ここは操車場だったようですね。
さて、ではまた群馬県方面へと戻ることにします。
群馬に入って最初に立ち寄ったのは、薮塚石切場です。
ここはスゴい!
石の壁で囲まれた空間がとても落ち着きます。
栃木県で採れる大谷石によく似ていますね。
ここは、採掘を停止してから60年以上経つそうです。
上を見上げると、石の隙間から空が見えたり・・・
天井に何か書いてあったり・・・
石って冷たくて硬いのに、それに囲まれるだけで、なんでこんなに心が落ち着くのでしょうかねぇ~。
それも、現役の石切場よりも、“廃”石切場のほうが断然いいですね。
そこが、“静”に満ちているからでしょうか・・・。
それではまた、2010GW その④ へと続きます・・・
では最後に・・・
プハァァァァァ~~~~
あっはっは・・・(ノ∀≦。)ノ
またプハ~につい・・・
こんにちは!
廃墟も仕事現場もいずれは遺跡?って感じですね^^
最近、廃墟を見かけると「おぉ?!」と身を乗り出しちゃいます(笑)
by ミムラネェ (2011-06-06 15:41)
ミムラネェさん
こんにちは!
ありがとうございます!
そうですね、特に山の中にある仕事場は、いつまでもそのまま放置されることが多いようですね。
ミムラネェさんもとうとう実物の廃墟に反応されるようになってしまわれたのですね~。写真で見るより、実際の廃墟も足を運ばれるほうがおすすめです!
by ichimannet (2011-06-06 23:22)
線路が無く架線が残され草が生い茂ってる写真はすごい。
これはすごい。え? どこですか?
信号機もいいですねぇ。
まるでラピュタですよ。
by りかの配偶者 (2011-06-07 06:15)
りかの配偶者さん
「ラピュタ」と形容していただけて、嬉しい限りです!
架線部分だけを見ると、現役の鉄道だと言われても信じてしまいますね。
場所は、東武鉄道の葛生駅の、線路の終わってるところのその先が、廃線跡となっています。
駅から十分に歩いていける範囲ですので、気軽に行けますよ。
お近くに行かれた際には、ぜひ立ち寄ってみてください!
by ichimannet (2011-06-07 23:04)