舞台を撮影して思う [写真]

 昨日に続いて、今日もダンスの撮影に行ってました。

舞台照明

内容については控えますが、

今まで見たことないような舞台で、おもしろかったです。

 

いつも感心するのは、ひとつの舞台を作り上げるのに、

たくさんの人が関わっているということです。

演ずる人ももちろんですが、大勢のスタッフが関わっています。

当たり前のことかもしれないですが、

みんなそれぞれに、感性も、能力も、考え方も異なるはずですが、

多くの人々が一つになって作品を作り上げてゆくのです。

そのプロセスの中で、連帯とか協調とか助け合いとか、

ぶつかり合いとか、妥協とか、

どれだけのコミュニケーションを重ねてきたのでしょうか。

そういう人間同士のやりとりがあって、ひとつの舞台が完成します。

それがなんだか、すごいことだと思うのです。

私のような協調性を欠いた人間からすると、途方もないことに思えます。

そして、みんなで作り上げた作品を上演したときの喜びを

分かち合えるのは、とてもうらやましい。

 

「写真」という作品を作る作業は、基本的に一人で行うものですね。

モデルさんを撮ったりする場合とか、スタジオでの大掛かりな撮影とか、

複数の人間が関わって作る写真もありますが、

仕事にしろ趣味にしろ、多くの場合は孤独な行為に思えます。

機材選び、撮影場所への移動、カメラの操作、露出の決定、

そしてシャッターを切る・・・。

写真を作る作業において、主体的に関わっているのは、

カメラマン本人だけの場合が多いです。

 

今日も終始、孤独に撮影を行ってまいりました。

今回の舞台撮影にしても、カメラマンはいちおう

舞台関係者という扱いみたいなんですが、

正直、私は作品には主体的には関わっていません。

当日だけ会場に行って、傍から撮影するだけです。

 

カメラマンによっては、もっと前々から深く関わった上で

公演当日を迎える人もおられると思います。

ですが、私はあくまで私の感性でその舞台を感じて撮ろうと思うので、

あえて先入観を持たないほうがいいと思ってます。

こんなふうに言うと、私自身のコミュニケーション力不足の

言い訳のように思えるかもしれませんが・・・。

 

私の撮ってる舞台写真って、記録という要素の強いもののようですが、

撮るカメラマンの感性の違いによって、写真が違ってくるはずです。

そのカメラマンなりの解釈で舞台を捉え、感じ、

シャッターを切っているのです。

 

私は今回の舞台を撮りながら、

「多くの人の動きが一体となって、生き物のようだった」

というふうに感じました。

それが撮った写真に現れているでしょうかねぇ・・・?


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ももきち

初めまして<(_ _)> ご訪問ありがとうございました☀
by ももきち (2010-03-01 22:18) 

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