豊島① 【廃墟など】

豊島（てしま）という島は岡山県の宇野港から船で渡ることができます。

香川県の島ですが、岡山からは、わりと気軽に行けます。

でもわざわざ行く人は少ない模様です。

観光客にはとなりの小豆島や直島が人気なので、

豊島はその影に隠れております。

 

私はこの島へ行くのは、約10年ぶりでして2回目になります。

なぜまた訪問しようと思ったかというと、

前回行った時、とても自然豊かだなと思ったからです。

歩きながら上を見上げると、山がけっこう高くて、

瀬戸内海の島っていう感じがしません。

そのぶん、歩きはハードでしたが・・・。

 

まず向かったのは、その高い山の中腹にある「大丁場」

と呼ばれる採掘場であります。

絶壁に横穴を掘り、石を切り出すところです。

ここ、以前に来た時は、穴の中まで入ることができ、

その神秘的な空間を堪能しまくったのですが、

現在は、そこへ向かう道の途中に門が設置され、近づけませんでした。　

残念・・・。

 

写真の位置からはよく見えませんが、実際には、たて長の坑道が4本並んでおり、

奥行きはなんと、数百メートルもあるそうです。

基本的には現在は操業されていないようですが、

石材会社が管理されているため、見学には許可が必要のようです。

 

この大丁場のすぐ前に、ここの事務所として使われていた

バスの廃車体がありました。

 

このバス自体は以前とあまり変わらない状態ですが、

当時に比べて、周りの木々がかなり成長していました。

前はここから海が見えたのになぁ・・・。

バスの右側に木なんて無かったのになぁ・・・。

10年の歳月を感じずにはいられませんでした。

 

バスの内部はというと、とても生活感が感じられる空間でした。

 

 

 

そしてこんどは、海辺の集落に行くと、 なかなかよい佇まいの

廃墟らしき建物がありました。

島が見えるロケーションは最高です！

 

近づいてみると、遊具などもあったので、

一瞬、廃校になった小学校かな？と思ったのですが、どうも違うみたいです。

 

建物には大きな部屋があり、ステージもあります。

講堂のようなかんじでしょうかねぇ。

あ、ステージ側が写ってなくて、スンマセンm(__)m

なぜか、ふすまがたくさん置いてありました。

 

もしこの建物が、学校内の施設としての講堂ならば、

どこかに校舎らしき跡がありそうなものですが、見当たりません。

 

学校でないとしたら、やはり集会所のような施設と見るべきかなぁ。

地元岡山ではあまり見かけない建物です。

地域性によるのかもしれませんが、

住民の方々に娯楽を提供できる公共施設なのかもしれません。

 

 

　　今日はこの辺で終わりです。

　　 豊島②　【気になったものなど】　へと続きます。

タグ：豊島

コメント 3

こんにちは
切り立った岩場の島と採掘場なんて…雰囲気がありますね～
10年って、自分ではそんな時間の実感がなくても
植物の成長には十分なんですね～ﾅﾙﾎﾄﾞ
by ミムラネェ (2010-05-18 12:58) 

塩飽諸島に行ってみたいです。
by りかの配偶者 (2010-05-18 22:28) 

ミムラネェさん
そうなんです、すごく雰囲気のいいところなんですが、
立ち入れなくて残念であります。
人間が去った後は、その場所は自然に還ってゆくということですね～。
さらに10年たつと、どうなっているでしょうかねぇ。

りかの配偶者さん
塩飽もなかなか楽しそうな島々ですねぇ～。
by ichimannet (2010-05-19 00:18)